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体験談

母子家庭だからと言って不幸だと決めつけないで!

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今回は50代前半専業主婦の母子家庭の体験談です。

彼女が物心がついた時にはすでに一日中家にいて働かない父親。中学2年のときにようやく協議離婚が成立して…。

成人した息子2人を持つ彼女の母子家庭の体験談です。

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一日中家にいる父親

現在50代前半の主婦です。
いつから母子家庭になったのか?と聞かれると答えに困ってしまうのですが…。
物心ついた時に既に父親は、一日家にいました。つまり働いていなかったんですね。それに気付くのは小学校の中学年ぐらいなりますけど。
外でも家でも働いていたのは母だけで、そんな母が離婚を考えるのは至極当然なことだと思っています。

父親と完全に別居したのは中学2年生で、ようやくその頃協議離婚が成立したんだと思います。
娘と言うこともあって、私は父につらく当たられた記憶はほとんどないのですけど、長男の兄にはかなり厳しかったんだと母方の親族から事あるごとに聞かされました。もちろん、父親の悪口も。

周りからの言葉で父は悪い人なんだと言う思いが、優しかった父との思い出をいつの間に封印するようになりました。今になって思えば、離婚の原因を作ったのは確かに働かない父の方ですが、子供に父親を選ぶ権利はありません。

大人同士で悪口の言い合いをする分には構いませんけど、それに子供を巻き込んで欲しくなかったとつくづく思います。子供にとってはそんな父親でも親であることには変わりないんです。

母子家庭に対する偏見

今から40年近くも前のことですから、母子家庭に対する偏見は今以上にあったと思います。勿論、行政の補助のようなものも極々僅かで、申請のために何度も役所へ足を運ばなければならなかったりしたと思います。

母は、母子家庭関連の手当のようなものを一切受け取ってませんでした。
当然、母が働かないと私たちは食べて行けませんから、朝早くから夜遅くまで働いていると、平日の日中に役所へ出向く時間がないというのもありますが、一番の理由だと思えるのは、ご近所の噂です。

離婚したと言うだけでも、斜めに見られるところへ母子家庭として保護を受けると、さらに要らぬことを色々噂されるのを母は嫌ったんだと思います。田舎ではよくあったことです。

母子家庭になったからと言って、生活のレベルが急に悪くなったりすることがなかったので、あまり悲観するようなこともありませんでした。
まぁ、元々母の稼ぎだけで生活していたんですから、働かない大人1人が減った分が余裕になったとも言えるかもしれませんね。裕福だったわけではもちろんないですけど。

お金がないと言う話は、母から一度も聞いたことがありませんし、母子家庭になってからの方が、どちらかと言うと伸び伸び暮せたと思います。
父と母の仲違いの様子を見聞きしなくなったこともありますし、両親の顔色をうかがう必要が無くなったせいでしょうね。

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懇談で担任から言われた言葉

「母子家庭なのに明るい」と懇談で担任から直接言われた時は、さすがにビックリしましたけど。片親の子供は、いつも不幸そうな顔をして下を向いて暮さないといけないのか?と。大好きな先生だっただけに、言いようのないショックを受けました。こんな経験をしたからかもしれませんが、私は子供の幸せは、両親が揃っていることが絶対条件ではないと今も思っています。

二親であれ片親であれ、笑いながら暮らせることが子供にとっての幸せなんじゃないでしょうか。別居や離婚を選択するには、周りには計り知れない当人にしか分からない理由あるんです。その選択を選んだことを、お母さん自身が後悔しないことが一番で、それを子供はきっと見ているはずだと思います。

自ら不幸になりたい選択をする人なんていないはずですから、自分を信じて前を向いて歩いて行けば良いんじゃないでしょうか。
今は、昔に比べて母子家庭や父子家庭も珍しいことじゃなくなっていますよね。行政で受けられる補助や援助が沢山ありますし、うちの母のように周りの目を気にして暮らすのではなく、利用できるものは利用すればいいと思います。権利のあるものを、受け取らない手はありませんよね。

ちなみに、今は私も結婚して成人した息子が2人います。
母が離婚して母子家庭になったことを責めるつもりはまったくと言って良いほどありませんが、私自身が離婚をしないことがある種の親孝行だと思ってはいます。

まとめ

「母子家庭なのに明るい」と懇談で言った担任の先生。悪気はなかったのかもしれませんが多感な子供はその一言で傷ついてしまいます。

妻にとっては悪い夫でも子供にとっては優しい父親の場合もあります。その父親のことを周りから悪く言われてしまうとせっかくの父親との思い出が封印するしかなくなってしまいます。

彼女にとっては自分自身が離婚しないことがある種の親孝行になったようです。

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