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体験談

「母子家庭は可哀想」は、他人のつまらない思い込み

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36歳主婦の母子家庭の体験談です。

彼女が2歳のときに離婚した両親。原因の一つは父親から母親へのモラハラでした。『自分さへ我慢すれば…』と思っていた母親。しかしそんな時父親の浮気が発覚してしまい…。

6歳の長女と夫の3人で円満な家族生活を送っている彼女の体験談です。

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母の偉大さ

36歳、主婦。シングルマザーで大学まで行かせてくれた母に、ただただ「感謝」しかありません。

私には父の記憶はありません。両親の離婚は2歳の時だったそうです。原因は複数あるようなのですが、ひとつは父から母への精神的暴力でした。今でこそ「モラルハラスメント」という言葉がありますが、当時は義母からも「あなたがダメだから○○(父)が困ってるのよ」と事あるごとに母の所為にされたそうです。母は、私のために、なんとか家族一緒に過ごしていこうと、『自分さへ我慢すれば…』と離婚しようとは考えていなかったそうです。

ですがそんな時、父の浮気が発覚しました。遠方の実家に私とともに帰省し、予定よりも早く帰宅した母。自宅に戻ると、父は不在で、知らない女性が家に居たそうです。こればかりは、母も我慢できず、そのまま実家へと戻り離婚したそうです。

離婚の経緯については、私が結婚し翌年に長女が生まれてから、はじめて聞きました。自宅で、浮気相手と対面した修羅場を、時間の経過がそうさせたのかもしれませんが、「こんなことがあったのよ~」と笑って話す母に『母の偉大さ』を感じずにはいられませんでした。

男性の大きな声が非常に苦手

小さい頃こそ、「なんでお家にはパパがいないんだろう?」とふと疑問に思うことはありましたが、母がたくさんの愛情を注いでくれたことと、近くに祖父母がいた事で寂しい思いをすることはありませんでした。
(父がいないのは、なぜ?)という疑問を、母に聞くことはできませんでした。知りたい!という思いもありますが、なんとなく聞いてはいけない空気を子どもながらに感じていました。聞いたら母が悲しむんじゃないかと思っていました。

そんな思いもありましたが、何一つ不自由を感じたことはありません。もちろん、すべて母や祖父母のおかげなのですが、なにより、家がとっても平和だったことが心の平安につながりました。

2歳までとはいえ、罵声や緊張した空気のなか生活していた私は小学校低学年くらいまで、男性の大きな声が非常に苦手でした。何とも言えない、緊張が頭のてっぺんから足の先まで走るのです。体がひんやり冷たくなる感じもありました。今ではそのような事はありませんが、たった2年、それも赤ちゃんの時なのに、環境というものがどれだけ子供に影響を与えるかという事です。

離婚を決意してくれた母に感謝すらします。もし、離婚せずそのような生活環境の中で育っていたら…私は、今の私ではないでしょう。

シングルマザーの家庭で育った割には、恵まれていたのかもしれません。
決して裕福な生活ではありませんでしたが、母は帰れる実家も、仕事も、そして育児を手伝ってくれる祖父母もいたのですから。

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母子家庭は可哀想と決めつけないで!

中学生の頃、近所のおばさん達に会うと挨拶をするのですが、少し立ち話になってしまうと必ず言われたのが「お母さんしかいないから可哀想ね。大変でしょう?」「お父さんいないから、可哀想ね。」まあ、おばさん達にとっては、たわいも無い世間話の一つなのでしょうが、多感な年頃の私は非常に嫌な思いをしました。

そして、『私は、可哀想な子なのか?』とそんなこと、今まで思ってもいなかったのに、『父がいないから可哀想なんだ』と思うようになりました。そして、その思いは反抗期とともに、母へとぶつけられるのです。この超反抗期を抜け出し【マイナスな言葉は、マイナスなものしか生み出さない】のだと会得しました。「お母さん一人なのに偉いわね。感謝しなきゃね。」近所のおばさん達にもしこんなことを言われていたら…。

現在6歳の長女と、夫と3人家族です。幸いにも、非常に家庭に協力的な夫のお陰で、円満な家族生活を送っております。

母子家庭は、確かに大変かもしれません。でも、両親そろっていても、大変な時はあるものです。夫婦不仲で、よくない家庭環境で育つ方が、子どもの心に悪影響を及ぼすこともあるのです。

経験したからこそ、『母子家庭は可哀想と決めつけないで!』と言いたいです。
お母さんが幸せにしていることが、子どもの幸せなのですから…。
もちろん、母の愛があることが大前提です。

まとめ

悪気はなかったのかもしれませんが、近所のおばさん達の心無い言葉に思春期の彼女は傷つきました。

自分ではかわいそうだとは思っていなくても周りから言われ続けると、だんだん自分はかわいそうなんだと思ってしまいます。

やはり子育ては環境です。両親がそろっていようが片親だろうが親の愛情を注ぐことがいちばん大切です。

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